:秋田の古本屋ほか

 前回古本報告から1ヵ月近く経ったので、冊数は少ないですが月例報告といたします。特筆すべきは、先月下旬に秋田へ大曲の花火大会を見に行ったついでに、古本友だちと秋田市の古本屋に行ったこと。ただ残念ながら体力も時間もなかったので、市内中心部に限られ、しかも2軒あるはずのうち一軒(松坂古書店南通り店)が閉店していたので、板澤書房一軒だけとなってしまいました。地方都市の老舗の古本屋らしく、しっかりとした品揃えで、郷土作家の作品を一棚に集めていました。探求書があったので一冊購入。
辻邦生『黄昏の古都物語』(有学書林、92年7月、800円)

 ほか特筆すべきは、海外古本ネットで見つけたもので、古本ではありませんが、インドのリプリント出版を二冊。麻薬を題材にした短篇小説集と麻薬や恋の歓楽を歌った詩集です。
MAURICE MAGRE『Nuit de haschich et d’opium』(KAILASH、09年、1699円送料込)
MAURICE MAGRE『L’Œuvre Amoureuse et Sentimentale』(BIBLIOTHÉQUE DES CURIEUX、1922年のリプリント、?、1200円送料込)
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 それから、故意も含めてW買いを連発してしまいました。上の二冊はヤフーオークション、三冊目は堺筋本町天牛書店にて。
矢野峰人『鉄幹・晶子とその時代』(彌生書房、88年10月、100円)→以前読んでいる途中に電車の中に置き忘れたので、買い直し。
中島健蔵/中野好夫監修『比較文學序説』(河出書房、昭和26年12月、200円)→前は110円で買っていた。
ダンテ竹友藻風訳『新生』(垂水書房、昭和36年6月、216円)→前は500円。

 ほかに、ヤフーオークションで下記。
立花種久『電気女』(パロル舎、05年10月、780円)

 アマゾン古本で。
沓掛良彦阿部賢一編『バッカナリア 酒と文学の饗宴』(成文社、12年3月、1506円)
氏家幹人『江戸の怪奇譚』(講談社文庫、10年3月、40円)
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