先週金曜日、小雨の降るなか、天神さんの古本まつり初日に行ってまいりました。100円均一コーナーはいつもと違う場所、見始めた途端に大粒の雨が降ってきて、並んでいる本の背に大きな染みが点々とついて行くので、慌てて下記の本を小脇に抱える。
『森亮訳詩集 晩国仙果Ⅲ 近代ギリス』(小沢書店、平成3年3月、100円)
とてもきれいな本。背表紙が少し濡れていたが家に帰って見ると痕形もなくきれいになっていた。
その後も雨がずっと降って、傘をさしながらテントからテントへ見て回るのも何となく億劫になってしまいました。厚生書店?のテントが広くて見やすかったので、しばらく雨宿りがてら見る。
鷲谷七菜子『現代俳句入門』(文化出版局、92年1月、200円)
山縣三千雄『塔と人間』(勁草出版サービスセンター、87年3月、200円)
の2冊を購入。
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矢野書房では、今読んでいるパリの日本人シリーズには欠かせない一冊。
藤田嗣治『巴里のブロフヰル』(實業之日本社、昭和4年12月、1000円)
古本仲間と昼食後、雨も止まないので、四天王寺の古本市へは行かずに、天神橋筋の天牛書店に行きました。ここではいつも何かを買います。
稲垣直樹『翻訳技法実践論―「星の王子さま」をどう訳したか』(平凡社、16年5月、750円)
以下は、先月来の購入品。
京橋で小学校同級生との飲み会の途中、たにまち月いち古書即売会で。
久野昭『火の思想』(理想社、83年3月、400円)
李御寧『俳句で日本を読む―なぜ古池の蛙なのか―日本人の美意識・行動様式を探る』(PHP研究所、83年5月、200円)
小林龍雄訳注『フランスのことわざ』(大学書林、昭和53年11月、400円)
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別の日、上本町で会社のOB総会があり、ついでに一色文庫に立ち寄りました。
九鬼周造『日本詩の押韻』(岩波書店、昭和6年10月、100円)
月2回の麻雀会の日に、それぞれ堺筋本町天牛書店にて、
古東哲明『瞬間を生きる哲学―〈今ここ〉に佇む技法』(筑摩書房、11年10月、842円)
高山宏『超人 高山宏のつくりかた』(NTT出版、07年8月、734円)
井波律子『中国幻想ものがたり』(大修館書店、00年11月、735円)
李家正文『史伝開眼―東アジアのカーテンを開く』(泰流社、93年5月、734円)→残念無念W買い。
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とこうして書いてみると、結構大阪の方へ出かけていることが分りました。