下鴨神社の納涼古本まつりほか

 4日ほど前パソコンが急に開けなくなり、古本購入メモをせっかく作っていたのに、取り出せなくなってしまいました。急遽新しいパソコンを買って、古本仲間から、すでに送っていた古本報告のメールを送り返してもらい、なんとか今回の記事に間に合わせることができました。ほかの読書ノートのデータも全部消えてしまったので、データ復旧を依頼しているところです。そんなこともあり、少しの間ブログをお休みすることになりそうです。

 

 まずは、下鴨神社古本市の報告から。「納涼古本まつり」とは名ばかりの酷暑のなか、初日に行ってまいりました。10時ちょっと前に到着、赤尾照文堂の均一台の前で開店を待つ。ここでは、3冊500円の台から

ヴァレリー全集6 詩について』(筑摩書房、73年9月、167円)

ヴァレリー全集7 マラルメ論叢』(筑摩書房、73年10月、167円)

ダニエル・アラス宮下志朗訳『なにも見ていない―名画をめぐる六つの冒険』(白水社、02年10月、166円)

500円均一台から

石原吉郎句集―附俳句評論』(深夜叢書社、74年2月、500円)

竹内勝太郎『西歐藝術風物記』(芸艸堂、昭和10年9月、500円)

を買いました。この間僅か15分程度、午前の部はその後まったく収穫なし。

 f:id:ikoma-san-jin:20190818200117j:plain f:id:ikoma-san-jin:20190818200252j:plain

 午後の部は暑さでへたって考える気力も湧かず亡霊のようにテントからテントをさ迷いました。下記の2冊のみ。

チャールズ・ラム木村艸太訳『愛と罪(ロザマンド・グレイ)』(櫻井書店、昭和23年1月、300円)

マイヤー=フェルスター丸山匠訳『アルト=ハイデルベルク』(岩波文庫、80年2月、100円)

早々に引き上げ、帰宅後脱水症状かぐったりとしてしまいました。来年からは年寄りは下鴨は考えものです。

 f:id:ikoma-san-jin:20190818200530j:plain 

 今週水曜日、会社OB麻雀会へ行く途中に阪神百貨店の横を通ったら、「阪神夏の古書ノ市」というポスターが目に留まりました。そう言えばお盆のころにいつもやっていたと思い出したときはすでに遅く、麻雀会の開始が近づいていたので、うしろ髪を引かれつつ先を急ぎました。ところが不思議なもので、私の組のメンバーの一人が途中で気分が悪くなり中止解散となってしまい、それで阪神百貨店へ行くことができました。午後3時近くで、すでにハイエナに食い尽くされた後の気配がありましたが、下記2冊を購入。

「風信 第2号 シャルル・メリヨン特集」(風信の会、89年6月、1000円)

高山宏『痙攣する地獄』(作品社、95年4月、1200円)

 f:id:ikoma-san-jin:20190818200649j:plain f:id:ikoma-san-jin:20190818200739j:plain

オークションでは、下記5冊。

マリオ・プラーツ若桑みどり他訳『官能の庭―マニエリスム・エンブレム・バロック』(ありな書房、92年2月、2000円)

張競『夢想と身体の人間博物誌―綺想と現実の東洋』(青土社、14年8月、610円)

亀井俊介『日本近代詩の成立』(南雲堂、16年11月、810円)

ルフレッド・ドゥ・ヴィニー平岡昇譯『詩人の運命―ステルロ』(青木書店、昭和14年1月、200円)

アレクサンドル・デュマ榊原晃三訳『王妃マルゴ 上・下』(河出文庫、94年10月、二冊300円)

f:id:ikoma-san-jin:20190818200916j:plain f:id:ikoma-san-jin:20190818201007j:plain f:id:ikoma-san-jin:20190818201053j:plain