下鴨神社納涼古本まつりほか

 遅くなりましたが、下鴨神社の納涼古本まつりの報告。猛烈な暑さに加えて、初日かつ祝日のせいで人が多く、肩越しに覗かないと見れない状態で、まいりました。今年は古本仲間も暑さを敬遠して参加しなかったこともあり、12時までで早々に引き上げました。

 均一棚を中心に、吉岡書店→赤尾照文堂→サンコウ・口笛文庫→indigo→栞書房→三密堂→小町書店と渡り歩きましたが、結局、購入したのは吉岡と小町の2軒のみ。

 吉岡書店では、下記の4冊。
呉茂一/山田潤二譯『ルキアノス短篇集』(筑摩書房昭和18年2月、250円)→以前、別の版で持っていたと思うが、読まないまま売ってしまったので買い直し。
シャミッソー手塚富雄訳『シュレミール綺譚』(地平社、昭和22年11月、250円)→このところ分身譚を読んでいるついでに。版画や挿絵が豊富。
岡谷公二『殺された詩人―柳田国男の恋と学問』(新潮社、96年4月、200円)
豆本『谷川晃一掌中画集』(未来工房、昭和56年10月、30円)→小さくて可愛らしい絵なのでつい。
      
 小町書店の5冊800円で、下記。
持田叙子『朝寝の荷風』(人文書院、05年5月、160円)
大輪盛登『グーテンベルクの鬚―活字とユートピア』(筑摩書房、88年9月、160円)
徳永康元他編訳『現代東欧幻想小説』(白水社、71年10月、160円)
門脇禎二『葛城と古代国家―《付》河内王朝論批判』(講談社学術文庫、00年5月、160円)
W.B.イエイツ井村君江訳『ケルトの薄明』(ちくま文庫、93年12月、160円)
    
 帰りの電車の中で持ってきていた本を読もうとしたら、見当たりませんでした。買った本をリュックに入れようとした際、落としたらしい。がっくり。いよいよぼけが亢進して来たか。半分ぐらい読んだところだったので、すぐにアマゾン古本で買い直しました。
マイケル・リチャードソン編/柴田元幸菅原克也共訳『ダブル/ダブル』(白水社、91年6月、431円)

 ネットでは他に下記を購入。
JACQUES STERNBERG『CONTES GLACÉS』(Marabout、74年?、500円)→思ったより大きな本でびっくり。
YVES BONNEFOY『Ce qui fut sans lumière』(Gallimard、95年8月、100円)→清水茂による翻訳「光なしにあったもの」を以前読んで、よかったので(2008年6月8日記事参照)。
日和聡子『びるま』(青土社、02年5月、358円)
益田勝実『火山列島の思想』(筑摩書房、83年2月、330円)