:堺筋本町T書店は古本の宝庫

 先週水曜日は、恒例会社OB麻雀大会、いつも必ず立ち寄る堺筋本町T書店に、この日は家を遅く出たこともあり、寄らないでおこうかと迷いながらも、ちょっと覗いたところ、これが大正解。探していた本をいくつか買うことができました。
P・ルイス、O・ユザンヌ他生田耕作編訳『書痴談義』(白水社、1983年11月、842円)→買いそびれているうちにあまり見かけなくなっていた。
ジャン=ピエール・リシャール多田智満子他訳『現代詩11の研究』(思潮社、71年7月、842円)→ボンヌフォア、ジャコッテ、デュ・ブーシェらが取りあげられている。
有田忠郎『子午線の火』(書肆山田、99年11月、842円)→限定300部
櫻庭信之『日英文化の十字路に立って―ことばの交響を楽しむ』(大修館書店、99年6月、842円)→『英国パブ・サイン物語』が面白かったので。
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 これにくらべると、大阪古書会館の「たにまち月いち古書即売会」は初日に行ったにもかかわらず(昼過ぎていたからか)、収穫がほとんどない上に、W買いをしてしまってさんざんなことになってしまいました。
中西進ユートピア幻想―万葉びとと神仙思想』(大修館書店、93年4月、700円)→W買い。
富永太郎詩集』(創元文庫、昭和26年12月、300円)→これが収穫と言えば収穫。
鷲尾猛『フランス熟語集』(第三書房、72年4月、100円)→安いだけの話。

 別の日、難波のT書店で、ようやく『カンタベリ物語』完全版を手に入れました。
チョーサー西脇順三郎訳『カンタベリ物語』上・下(ちくま文庫、87年4月・5月、各冊324円)


 オークションでは、
内藤濯『思はざる収穫』(白水社昭和10年4月、760円)→背表紙が痛んではいるが。
川口篤編『フランス語教養講座続編 第三巻 フランス演劇』(河出書房、昭和30年4月、110円)
中平解『郭公のパン―ことばの随筆』(大修館書店、昭和30年9月、100円)
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 ところで、先週末、安物買いの私にしては大きな買い物をしました。オークションでの落札ですが、品物が届いてから報告しますので、またお楽しみに。