:久しぶりにフランスから古書を購入

 今回の話題は何と言っても、フランスAを通じて古書を購入したことでしょう。先日ご紹介した「Roman13―Le Fantastique」で読んだHubert Haddadの「Le Secret de l’immortalité」が衝撃的だったので、思わずその作品が収められた単行本を注文してしまいました。分かってはいましたが、527円の本に送料が1624円というのはバランスが悪すぎます。
HUBERT HADDAD『Le Secret de l’immortalité』(MILLE ET UNE NUITS、03年1月、527円)

 古本市では、先日、大阪で飲み会のついでに、ツイン21の古本フェアへ顔を出しました。文庫新書を中心に下記を購入。
山村嘉己『遊歩道のボードレール』(玄文社、86年4月、500円)
堀越孝一『いま、中世の秋』(中公文庫、昭和62年5月、200円)
斎藤勇『カンタベリ物語―中世人の滑稽・卑俗・悔悛』(中公新書、昭和59年12月、200円)
田中仁彦『ケルト神話と中世騎士物語―「他界」への旅と冒険』(中公新書、95年7月、250円)
ロブ=グリエ平岡篤頼訳『迷路のなかで』(講談社文芸文庫、08年5月、600円)
カレル・チャペック飯島周編訳『イギリスだより』(ちくま文庫、07年1月、300円)

 同じ日、難波のT書房で、値付けが極端に安かったのでつい。
鹿島茂『人獣戯画の美術史』(ポーラ文化研究所、01年7月、400円)

 別の日、会社OB麻雀会のついでに、堺筋本町のT書店にて、
三木原浩史『シャンソンの四季―フランス文化断章・空想の講演集』(彩流社、94年5月、1058円)

 近所の生駒のK文庫に、歯医者へ行く途中立ち寄って下記を購入。このお店は詩や短歌俳句の棚が充実していますが、いつも売る一方。自分の売った本が並んでいるのを見るのが辛くて、ふだんはあまり顔を出してません。申し訳ありません。
『高祖保詩集』(思潮社、88年12月、450円)


 オークションでは、次の3冊。他にも欲しい本がたくさんあり入札しましたが落札できず。
ジョルジュ・カトーイ安齋千秋訳『オルフィスムと予言の詩』(昭森社、73年10月、1000円)→以前から注目していたがなかなか買えなかったのをようやく手に入れた。
関根秀雄『佛語動詞時法考』(白水社昭和8年10月、300円)→あの大家が文法を丁寧に説明してくれれば少しは賢くなるかなと思って。
カロリイヌ・フランクラン・グルウ編篠田俊藏譯『フロベール随想』(育生社、昭和22年10月、300円)→最近随想に凝っているので、随想と名が付けば。
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 ネットでは、
オマル・カイヤーム矢野峰人訳『ルバイヤート集成』(国書刊行会、05年1月、2500円)→オークションで3500円まで値付けしたが落札できず、がっかりして念のためネットのAサイトを見たら2500円で出ていたので慌てて買った。以前も似たような経験があった。矢野峰人による三種類の訳詩を比較している。とても豪華なきれいな本。
平川祐弘謡曲の詩と西洋の詩』(朝日選書、75年11月、85円)

 明日から四天王寺春の大古本祭り、5月1日からは京都勧業館春の古書大即売会と、忙しくなります。