暇にまかせて次々に購入

 相変わらず、コロナが収まりそうにありません。外出することも少なくなっていますが、今月初め一回だけ、小学校時代の仲間に誘われて神戸の港湾開発地をサイクリングしました。18歳まで神戸で育ちましたが、三宮の海側に広大な別世界ができているのにびっくりしました。帰りしなに、たまたまサンチカ古書市が開かれていたので、懐かしさのあまり立ち寄りました。
谷川健一『海の夫人』(河出書房新社、89年10月、880円)→「海の夫人」とは海に帰って行く異界妻のことで、それに関連した短歌と論考、短編小説を収録している。「わだつみの底にも暗き森ありや翁さびにしふくろふ鳴くや」。
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 家の中でパソコンを前にしていると、ついついオークションに手を出してしまい、たくさん買ってしまいました。
『田中清光詩集』(沖積舎、昭和55年9月、609円)→初期の詩集5冊と未刊詩集2冊を収録。谷川俊太郎宛贈呈本だが、大学図書館へ寄付したもののようだ。
Maurice de Guérin『Poésie』(Gallimard、84年2月、300円)→フランス散文詩の系譜の一人
アラゴン小島輝正訳『アニセ またはパノラマ』(白水社、75年7月、310円)→『パリの神話』と並ぶシュルレアリスム時代の作品。
マルセル・レイモン平井照敏訳『ボードレールからシュールレアリスムまで』(思潮社、74年12月、577円)
堀切直人『飛行少年の系譜』(青弓社、88年10月、261円)
堀切直人編『日本幻想文学集成27 宇野浩二 夢みる部屋』(国書刊行会、94年8月、467円)
須永朝彦編『日本幻想文学集成26 円地文子 猫の草子』(国書刊行会、94年6月、363円)
橋本治編『日本幻想文学集成20 川端康成 白い満月』(国書刊行会、93年6月、467円)
岡本昌夫譯『コウルリッヂ談話集』(世界文庫、昭和18年7月、330円)
ストロフスキー土居寛之/森有正譯『仏蘭西モラリスト』(世界文庫、昭和17年9月、730円)
サッケッティ杉浦明平譯『フィレンツェの人々(中)』(世界古典文庫、昭和24年10月、650円)→『ルネサンス巷談集』の完訳版のようだ。が(中)だけだと意味ないか。
平木國夫『バロン滋野の生涯―日仏のはざまを駆けた飛行家』(文藝春秋、90年1月、500円)→小門勝二の『パリの日本人』で知った。
高橋徹/千田稔『日本史を彩る道教の謎』(日本文芸社、平成4年6月、803円)
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