:パリで新古書購入ほか

 しばらくお休みをいただいていたのは、家内と家内の姉を連れて、パリへ観光に行っていたからです。ヨーロッパは初めてという姉に短時間でパリの名所を案内しようと、かなりハードなスケジュールを組みました。モン・サン・ミシェル一日、ヴェルサイユ宮殿ほぼ一日の他、ノートルダム寺院、コンシエルジュリ、凱旋門エッフェル塔、モンマルトル、ルーヴル美術館、オペラ鑑賞に、マドレーヌ寺院コンサート、それと本命のお買い物、シャンゼリゼルイ・ヴィトン本店、ラ・ファイエットには4回足を運びました。

 フランス語の先生から、家内らを百貨店に閉じ込めている間に古本を買いに行けとの入れ知恵をいただいたとおりに、大慌てで、ラ・ファイエットから地下鉄を乗り継いでサン・ミシェルに行こうとしたら、乗り継ぎ駅のプラットフォームが閉鎖されていて愕然。時間をロスし、古本屋では40分しか時間がありませんでした。選んだ古本屋はいちばん効率がいいジベール・ジョゼフ。というのはここはブックオフのように新古書しかありませんが、本の数が膨大かつアルファベット順にきっちり並んでいるので、あらかじめ探求書リストがあれば探すのが簡単。


 で下記9冊を購入しました。
Jean Lorrain『La Mandragore』(LE CHAT ROUGE、18年5月、13€)→短篇集。収録中4分の3は所持本と重複。
Jean Lorrain『Venise』(La Bibliothèque、98年、8.1€)
Jean Richepin『Les morts bizarres』(L’ARBRE VENGEUR、09年5月、7.9€)
JEAN RICHEPIN『LE COIN DES FOUS―HISTOIRES HORRIBLES』(Le Chats Rouge、11年8月、13€)
GEORGES EEKHOUD『ESCAR-VIGOR』(Tusitala、17年1月、8.5€)→生田耕作推薦本
PONSON DU TERRAIL『LA BARONNE TRÉPASSÉE』(JËOLLE LOSFELD、98年4月、6.4€)
Hubert Haddad『Géographie des nuages』(Guérin、16年6月、3.5€)
→以上新古書。
Hubert Haddad『La double conversion d’Al-Mostancir』(Arthème Fayard、03年、16€)
J.-H.Rosny ainé『L’ÉNIGME DE GIVREUSE SUIVI DE LA HAINE SURNATURELLE』(Bibliothèque nationale de France、17年10月、12.5€)
→以上2冊新刊。前にも書いたように(2012年7月6日記事)ジベール・ジョゼフは同じ棚に、新刊と古本が並んでいるのです。
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 ほかに、ヤフーオークションで、
ジョルジュ・ローデンバック村松定史訳『詩篇 手相』(森開社、18年8月、1200円)
MARCEL SCHWOB『La Lampe de Psyché』(MERCURE DE FRANCE、1903年6月、500円)
早稲田大學歐羅巴文學研究會編『浪漫思潮―現象的研究』(三省堂昭和6年5月、1300円)→大きな本。「お化けのホフマン」「テオフィル・ゴオティエの生活と作品」「アルノルト・ベツクリーン」など。
鶴見俊輔全詩集』(編集グループSURE、2015年4月、1500円)
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