:アスタルテへ行くも閉店

 ティーグル・モリオンさんから、アスタルテの店主がお亡くなりになり、閉店半額セールをしているとの情報をいただいて、さっそく24日出かけましたが、この日だけお休みとの札が出ていてがっかり。この日は京都の友人と大阪で飲む約束をしていたのを京都に変えてもらい、ついでに卓球をする予定でしたが、いつも行く卓球場もお休み、その近くの四条烏丸のA文庫もシャッターが下りていたりで散々でした。何もないのもしゃくなので四条河原町新古書店Bで下記を購入。
若松英輔『神秘の夜の旅』(トランスビュー、11年8月、980円)→いつぞや「中央公論」での鏡リュウジ氏との対談が印象に残っていたので。

 先週初め、大阪で人間ドックを受けた帰り、弁天町のORC200古本祭りへ行って4冊ほど購入。
Paul Demiéville『Anthologie de la poésie chinoise classique』(GALLIMARD、69年1月、1000円)→中国古典詩のアンソロジー、570頁もある。漢詩は漢字ばかりで難しいが、フランス語になると平明だ。難点は詩人名が漢字で書かれておらず、中国音のアルファベット表記なので、どれが誰かよく分からないこと。
高橋邦太郎『古通豆本59 書痴銘々伝』(古書通信社、昭和58年5月、500円)→古通豆本ははじめて買った。可愛らしいがヴォリュームもある。渡辺一夫植草甚一辰野隆ジュール・ヴェルヌ、栗本鋤雲などの名が見える。
関野準一郎『古通豆本55 豆本文人画像』(古書通信社、昭和57年9月、600円)→堀口大學日夏耿之介など11人の肖像版画とその人にまつわるエッセイ。
円城塔『道化師の蝶』(講談社、12年1月、300円)→表紙のデザインがきれい。
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 オークションでは、いつものK書房から、
八木佐吉『書物往来』(東峰書房、昭和50年11月、830円)→豆本とは打って変わって馬鹿でかい本でびっくりした。
アンドリュー・ラング不破有理訳『書物と愛書家』(図書出版社、93年2月、670円)→エルゼヴィル本、日本の幽霊譚、書斎の幽霊、フランスの愛書狂、愛書家の煉獄など面白そう。
高宮利行『愛書家の年輪』(図書出版社、94年11月、670円)→余白の形態学、中世趣味など。
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 ネットAで、
山本昌代『き人伝』(集英社、94年7月、174円)→谷中安規のことが書かれているというので。