:今年最後の古本購入、神保町他

 年末、仙台へ温泉ツアーに行った帰りに、神保町古本街に寄ってまいりました。
仙台では、有名なM堂書店K店にも行きましたが、時間が短かったせいもあり、焦るのみで一冊も買えず手ぶらで退散する羽目となりました。その反動もあり、神保町では勢いよく購入。

 まず、いつものT書店店頭で、
アンドレシャンソン堀口大學譯『山と風と太陽と泉―四つの要素』(第一書房昭和11年11月、400円)→とてもきれいな状態。出帆社からの再刊本はよく見かけるが、字の味わいはまた別。
馬杉宗夫『大聖堂のコスモロジー―中世の聖なる空間を読む』(講談社現代新書、92年10月、100円)
池内紀『悪魔の話』(講談社現代新書、91年2月、100円)
松村武雄編伊藤清司解説『中国神話伝説集』(現代教養文庫、昭和51年2月、100円)

 そのお隣のK書店は残念ながら閉まっていた。S堂古書館では、
宮城道雄『随筆集 春の海』(旺文社文庫、81年、500円)

 古書Mでは、
岩佐東一郎『風流読物集 ちんちん電車』(あまとりあ社、昭和30年7月、500円)
浅見淵随筆集『新編 燈火頬杖』(ウェッジ文庫、08年12月、350円?)
小田光雄『ヨーロッパ本と書店の物語』(平凡社新書、04年7月、350円?)
日夏耿之介譯『ポオ秀詞』(洗心書林、昭和22年10月、500円)→重複覚悟で買ったがどうやら持ってないようだ
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 オークションでは、いつものK書房で、
塚本邦雄『稀なる夢』(小澤書店、昭和54年6月、710円)
塚本邦雄『煉獄の秋』(人文書院、昭和49年11月、511円)
粕谷栄市『轉落』(思潮社、04年10月、585円)
知らない出品者から、
吉江喬松『南歐の空』(早稲田大学出版部、昭和4年1月、800円)
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「日本の古本屋」のお店で、
水谷まさる『遠き幻―米佛伊抒情記』(交蘭社、大正15年2月、1000円)→背表紙半分欠けなので安い
「同時代21」(黒の会、66年11月、900円)→阿藤伯海追悼号

 大手ネットAで、
荒木亨『ものの静寂と充実―詩・ことば・リズム』(朝日出版社、74年9月、260円)

来年も良い古本報告ができるように祈念しております。