:下鴨納涼古本まつり

 今年も、古本仲間と下鴨神社の古本まつり初日に行ってまいりました。
午前中はなんとか曇天ながら雨は降らず、お目当ての本屋の均一本を中心に回りました。

 まずK文庫の300円均一棚で、比較的新しいきれいな本を3冊ゲット。
松浦寿輝『半島』(文藝春秋、04年7月、300円)
ポチ編『夢÷幻視13=神秘』(ペンギンカンパニー、94年10月、300円)
堀田善衛『故園風来抄』(集英社、99年6月、300円)
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 今年はA堂が詩の関連本を安値でたくさん放出していて、下記を購入。田口義弘、貝の火はしばらく探していたもので、大満足。
清岡卓行『詩集 駱駝のうえの音楽』(青土社、80年10月、167円)
田口義弘『詩集 遠日点』(小沢書店、99年9月、167円)
土田杏村『短歌論』(第一書房昭和7年4月、167円)
竹内勝太郎『詩集 黒豹』(創元社、昭和28年3月、167円)
星野徹『曖昧な森』(思潮社、92年6月、167円)
貝の火 終刊号 村岡空・高野喜久雄追悼」(月草舎、07年3月、167円)
辻潤集2『ですぺら』(近代社、昭和29年6月、500円)
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 仲間と昼飯を食べたあと、さて本格的に見て回ろうとした途端、にわかに黒い雲が出てきて雷鳴が轟き、あれよと言う間に大変な豪雨となって、通路が河のようになってしまいました。しばらくI書店のテントの中で待ちましたが、同じ本をずっと眺めるのも苦痛だということが分かりました。仲間と雨がやむまで喫茶店で待機することにしましたが、3時になっても結局雨は止まないため、そのまま解散となりました。というわけで午後は一冊も買えず。


 昨日(14日)、友人らと再挑戦。T書店とB堂にて各一冊。
A・ブランシェ田辺保・原田武訳『文学と霊なるもの―火の夜』(思潮社、72年5月、1000円)
ウィークリー寺澤芳雄・出淵博訳『ことばのロマンス―英語の語源』(岩波文庫、87年7月、350円)

 H書房の3冊500円均一台にて、下記。下の2冊は、知らない人ですが装幀を含む本全体の感じが好ましかったので購入。
草場安子『現代フランス情報辞典―キーワードで読むフランス社会』(大修館書店、98年5月、167円)
寺島柾史『田園憂愁記』(青年論談社、昭和22年8月、167円)
水内鬼灯句集『石苔』(圭文社、昭和22年8月、167円)
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 力んだ割にはあまり収穫はありませんでした。今日はこれから東京から来ている古本仲間と大阪の古本屋へ行きますが、はたして収穫はいかに。


 別の日京都へ出たついでに、三条河原町K書店店頭で、
辻直四郎訳『アタルヴァ・ヴェーダ讃歌―古代インドの呪法』(岩波文庫、79年6月、400円)