:またもW買いで愕然

 東京の古本仲間が所用で関西に来ているので、天神橋筋商店街界隈の古本屋を案内しましたが、その際にT書店で購入した下記の本がまたW買いとなってしまいました。以前の本とタイトルも装幀もまったく違っているのが決定的ですが、その本を読んでいなかったということも原因だと思われます。(いや読んでいても同じだという声あり)。「あとがき」にはちゃんと再刊ということが書かれているので、もう少し丁寧に見ておればと悔やまれます。
紀田順一郎編『ゴシック幻想』(書苑新社、97年8月、1800円)→以前牧神社から『出口なき迷宮―反近代のロマン<ゴシック>』というタイトルで出ていた。
///


 ちなみにその日はこの本一冊のみ。東京の御仁はちゃっかりと吉江喬松の珍しい本他数冊を買っていたのでなお悔しい。彼は先日も、梅田東通り商店街S書店の4階で、私の目の前で日夏耿之介『詩壇の散歩』を100円でゲットし私を悶絶させたばかり。


 オークションでは、これまで2回ほどチャレンジしていつも競り負けていた本が、今度は3度目の正直で競争相手が現われず、すんなりと落札できました。
永野藤夫訳『ローマ人物語―ゲスタ・ローマノールム』(東峰書房、96年8月、1600円)


 他には、京都四条河原町に新しくオープンしたBOOK-Oで、ご祝儀代わりに、
篠田知和基編訳『ノディエ幻想短編集』(岩波文庫、91年11月、300円)
ボードレール鈴木信太郎訳『悪の華』(岩波文庫、85年6月、300円)
有馬容子訳『ジャック・ロンドン幻想短編傑作集』(彩流社、08年10月、1300円)


 近所のBOOK-Oにて、
殊能将之鏡の中は日曜日』(講談社文庫、05年6月、250円)→マラルメの詩がキーになっているという噂を聞き。


 W買いのショックでというわけではありませんが、しばらくブログをお休みします。ひょっとすると1ヶ月近くになるかもしれません。