:神谷光信『へりくだりの詩学』などオンデマンド出版の本を購入


 初めてオンデマンド出版の本を購入しました。と言っても買い方はネットで本を買うのとまったく同じです。出版側が注文を受けてから印刷し製本するので、装幀は簡易なものになるのが違いで、またそういう理由で1冊500円と値段が安いということが言えます。


 鷲巣繁男の伝記などの著者である神谷光信のブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/kamiyafontenay/35199345.html
を眺めていて、見つけました。
神谷光信『へりくだりの詩学』(マイブックル、11年6月、500円)
神谷光信『片山敏彦 夢想と戦慄』(マイブックル、11年6月、500円)
神谷光信『片山敏彦 詩心と照応』(マイブックル、11年6月、500円)
の3冊です。9月に買ったのにすべて6月の発行になっているのは、6月に何冊かまとめて印刷したのが残っていたからでしょうか。


 この本を出版した「マイブックル」というオンデマンド出版のページはこちらです。
http://www.mybookle.com/browse/main


 この3冊は、なぜ本格的な出版社が出さないのか、編集者たちは寝ているのかと思うぐらいの格調高い書物だと思います。(まだ多田智満子の章しか読んでいないが)

『へりくだりの詩学』には多田智満子をはじめ、高橋睦郎、呉茂一、有田忠郎神谷美恵子ら、『片山敏彦 詩心と照応』には、片山敏彦の影響を受けた高橋義孝山室静高田博厚、宇佐見英治、高橋巌、清水茂の錚々たるメンバーについての文章が収められています。みんな私が好んで読んでいる人たちで、どこか波長が合うみたいです。

 神谷光信『片山敏彦 夢想と戦慄』は、片山敏彦の評伝と作品紹介。