:再び生田耕作旧蔵書購入

 昨年、ホームページと東京古書会館洋書市出品の双方でG堂の生田耕作旧蔵書を何冊か購入しましたが、見落としていたのか、こちらの興味が変わったのか、それとも新たに追加があったのか、見た覚えのない本をG堂のホームページでまた見つけたので、慌てて購入しました。
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JEAN-LOUIS BOUQUET『Aux portes des ténèbres』(DENOËL、55年12月、1000円)

GASTON LEROUX『ROMANS FANTASTIQUES 1・2』(Robert Laffont、61年8月・64年2月、2冊で2000円)→これはびっしりと詰まった読みごたえのある本です。1には「Le Fantôm de l’Opéra(オペラ座の怪人)」と「L’homme qui revient de loin(遠くから帰ってきた男)」、2には「Le fauteuil hanté(幽霊椅子)」「L’homme qui a vu le diable(悪魔を見た男)」「Le coeur cambriolé(盗まれた心臓)」「La double vie de Thèophraste Longuet(テオフラスト・ロンゲの二重生活)」(→これは処女作のようです)を所収。「Le Fantôm de l’Opéra」は別の版で所持していますが、それ以外は持っておりませんでした。


金沢の古本屋さんDのネット目録から下記2冊を購入。
ルネ・ラルー小松清/武者小路実光訳『フランス詩の歩み』(白水社、71年2月、500円)→以前同じクセジュ文庫で『フランス詩の歴史』について書きましたが、同じような本が出版されていたんですね。しかもこちらは絶版のようです。何か問題があったのでしょうか。

「Roman 13号 特集:Le Fantastique」(Michel Méline、85年12月、700円)→雑誌の幻想小説特集。評論が中心のようです。


オークションでは下記を購入。

中平解『フランス文学にあらわれた動植物の研究』(白水社、81年3月、1250円)→大部の本ですが、比較的安く購入できました。