:ツイン21古本フェアほか

 先日、陽気に誘われて、大阪城公園の植木市を家内と見に行ったついでに、ツイン21の古本市へ行ってまいりました(というのは逆か?)。

 そんなに混んでもなくてゆっくりと見回ることができました。下記7冊を購入。
野上豊一郎『翻訳論―翻訳の理論と実際』(岩波書店昭和13年1月、300円)→詩や演劇、短歌や俳句の翻訳の実例がところどころにあり面白そうだったので。きまじめな人と思っていたら「翻訳問答」という章がある。
佐藤春夫詩集『佐久の草笛』(東京出版、昭和21年9月、300円)

後藤末雄/矢沢利彦校訂『中国思想のフランス西漸1・2』(平凡社東洋文庫、昭和44年8月・10月、2冊で1200円)
『詩の本Ⅰ詩の原理』(筑摩書房、73年3月、300円)

日野龍夫『江戸人とユートピア』(朝日選書、77年1月、350円)→先日読んだ『桃源郷ユートピア』に出ていたので。
石黒敬七『敬七ところどころ』(十一組出版社、昭和17年7月、500円)→「巴里奇人傳」「巨人珍話」「世界旅と珍服装のはなし」「世界げてもの談義」など雑文集。
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福田陸太郎『詩集 欧州風光』(国文社、55年8月、700円)ピポー叢書250部限定→ここ2、3回同じ本を古本市で見かけていたが、見るたびに値段が下がってきたので。


 別の日、人間ドックに行ったついでに、大江橋T書店にて下記4冊。
平川祐弘『中世の四季―ダンテとその周辺』(河出書房新社、81年12月、350円)→立派な本です。

角幡春雄『ぽるとがる游記』(新潮選書、95年1月、350円)
山下主一郎『イメージ連想の文化誌―髑髏・男根・キリスト・ライオン』(新曜社、01年9月、350円)
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神谷光信『評伝和田徹三―形而上詩への道』(沖積舎、平成13年6月、350円)


 同じ日、天満橋で京阪と地下鉄の乗換えの途上、K書房という古本屋の広告と地図案内が駅構内にあったので、地図の記憶を頼りに外へ出て探しました。なかなか見つかりにくいところにあり、何度も行ったり来たりしてようやく見つけました。こじんまりとしていますが、きれいに整理されていました。開業して2年目とかおっしゃっていました。
 下記2冊を購入。
ロダン新庄嘉章譯『フランスの聖堂』(八雲書店、昭和21年11月、400円)

池内紀『海山のあいだ』(角川文庫ソフィア、平成9年6月、200円)


オークションは何冊か入札しましたがことごとく敗北。