:たにまち月いち古書即売会ほか

 先週金曜日、大阪古書会館で行なわれた標記古書市へ行ってまいりました。
昼過ぎに到着したら、会場は朝から滞留しているとおぼしきお客さんでけっこう一杯の状態。


 第一書房の『ポオ全集』全五巻が比較的安値1万5千円で出ていましたが結局買わず、いつもながら安い本ばかりとなりました。

沓掛良彦『壺中天醉歩―中国の飲酒詩を読む』(大修館書店、02年4月、500円)
持田季未子立原道造と伝統詩』(新典社、91年6月、300円)→持田叙子さんという方もいらっしゃいますがご姉妹でしょうか。
津村秀夫編『津村信夫詩集』(彌生書房、昭和49年11月、300円)→白鳳社版(神保光太郎編)の方が収録数が多く、彌生書房版の詩はすべて含まれているようだ。

佐々木庸一訳編『ドイツ・リート 名詩百選』(音楽之友社、昭和46年7月、300円)→ドイツ語原詩との対訳
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石田波郷自選『石田波郷句集』(角川文庫、昭和27年3月、300円)
日野草城句集『青芝』(宝書房、昭和22年7月、300円)


 先週はまた古くからの友人と京都で飲みましたが、その際、百万遍のY書店が洋書売り場を別の建物に移しているという話を聞いていたので行こうとして、出町柳から歩いていたら、R書店でバーゲンセールを行なっている前をちょうど通りかかりました。R書店がときどき破格値のセールをやっている話は聞いておりましたが、ちょうどその日に当たったようです。プレイヤード版全集がずらりと並んでいたので、なかから下記3冊をゲット。こんなに安いのははじめて見ました。

PAUL VALÉRY『ŒUVRESⅠ・Ⅱ』(Gallimard、57年11月・60年9月、2冊1500円)
MALLARMÉ『ŒUVRES COMPLÈTES』(Gallimard、74年12月、1000円)


 百万遍のY書店の洋書売り場は期待はずれ、以前からある店舗で下記を購入のみ。

C・ブレンターノ林昭訳『ミルテの精』(東洋文化社、80年10月、500円)