:寒い時はネットとオークションで古本購入

 ここしばらくは、大阪へ出る用事もなく、あまりの寒さに出歩く気にもならず、もっぱらネットとオークションで、古本をちびちび購入しております。

 書籍ネット販売大手のAは、古本も扱っていて、他の古本ネット販売よりも破格の値がついている場合があります。1円というのがあるのはどういう仕組みなんでしょうか。

 最近、ローデンバックの訳詩や書誌研究に接して、好感を抱いている村松定史さんの小品集が安く出ていたのと、今読んでいるフランス詩法の本の影響で、英詩はどうなっているか興味が湧き、その入門書を購入しました。これも極端に安いです。
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村松定史『たそかれ』(芸林書房、01年9月、270円)
深井龍雄『英詩を味わう―韻律美の構造』(南雲堂、97年3月、227円)

オークションでは、下記2点を購入。

吉田正俊編注『世紀末詩集 真珠』(大修館書店、88年4月、500円)
 モンテスキュージャン・ロランの時代の世紀末イギリス詩人たちのアンソロジーと思って買いもとめましたが、富士見ロマン文庫『パール傑作選』などでおなじみの雑誌「パール」に掲載された下がかった詩を集めたものでした。タイトルだけだと分かりませんでした。

小杉放庵『随筆 歸去來』(洗心書林、昭和23年4月、710円)
 まだ未着ですが、漢詩や美術、自然などに触れた随筆のようで、挿絵も4、5点ついているようです。