暇にまかせて古本処分

 コロナで閉じこめられているうちにと、何年かぶりに本の整理に取り組みました。不思議なもので、結果は毎回段ボール12~3箱に落ち着きます。本棚の上にキノコのように平積みしていた本も減り、少し部屋が明るくなりました。以前も書きましたが、本の処分の際の秘訣は、ジャンルごとに大鉈を振るうということで、今回は旅行ガイドと探偵小説(ハードボイルド、ミステリー)を中心に。旅行ガイドはコロナで当分もう旅行にも行けないし、情報が古くなると思い。ハードボイルドは、サラリーマン時代にうっ憤を晴らすかのように読み漁ったので、見放すのはとても辛く、夢にまで出てきたので、何冊かはまた本棚に戻しました。

 本は売っても買うのは止まりません。この1か月ほどは相変わらずネットのみでの購入となりました。探求書がフランスの古本屋に安くて出ていたので、下記を買いました。4月上旬に発注して、コロナでもう届かないかと諦めていたら、5月上旬に届きました。ルリュール本の割に866円と安く、送料もフランスからなのに600円という値段でびっくり。
ALBERT SAMAIN『Au Jardin de l’Infante』(MERCURE DE FRANCE、1908年、866円)
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 あとは、ヤフー・オークションで。
大手拓次全集 第2巻 詩Ⅱ』(白凰社、昭和45年12月、2805円)
→前回報告の別巻に引き続き。
巖谷國士/桑原弘明『スコープ少年の不思議な旅』(パロル舎、06年9月、300円)
→ミニアチュール趣味のとても不思議な別世界
坪野荒雄『お伽ばなしの旅びと―谷中安規と短歌』(雁書館、95年10月、330円)
谷中安規が短歌を作っていたらしい。
栗原成郎『スラヴ吸血鬼伝説考』(河出書房新社、91年6月、1200円)
Marceline Desbordes-Valmore『Poésies』(Gallimard、83年9月、500円)
ボードレールが影響を受けたと聞いて。
石黒敬七『旦那放談』(朋文堂、昭和30年2月、300円)
大塚幸男歌集『ひと日われ海を旅して』(心遠書屋、67年12月、1000円)
→200部中109番
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 日本の古本屋で、
『欧米作家と日本近代文学―フランス篇』(教育出版センター、昭和49年10月、810円)
→なぜか持っていなかった。矢野峰人の「ボードレール」が読みたくて。
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