コロナウィルス騒動で古本市続々と延期

 コロナウィルス騒ぎの余波を受け、OB麻雀会が中止、見に行く予定だったシンポジウムや大相撲が無観客となって、なかなか大阪に出る機会がなくなり、あまり古本屋にも行けなくなってしまった、と嘆いていたら、今度は、サンボーホールのひょうご大古本市が3月から5月に、ツイン21の古本フェアが4月から7月に延期になっていました。4月下旬の四天王寺の大古本祭りは大丈夫でしょうか。ということもあって、今月の報告は貧弱なものになりました。まもなく古希を迎える身としてはこれでも多すぎるような気もしますが。

 

 奈良で日仏協会の総会があり、その時間調整でフジケイ堂小西さくら通り店を冷かしていたら、1冊眼に止まりました。面白そうなタイトルに惹かれて。

カール・メニンガー松井政太郎訳『アリ・ババと39匹のラクダ―数と人間の愉快な物語』(みすず書房、昭和39年7月、165円) 

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 大阪鶴橋での焼肉飲み会のついでに、難波天地書房で。

坂井信夫『影の年代記』(弓立社、昭和54年6月、330円)

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 上本町の一色文庫で。

神原正明『「快楽の園」を読む―ヒエロニムス・ボスの図像学』(講談社学術文庫、17年10月、600円)

そこから歩いて鶴橋まで。一色文庫が鶴橋の「クリックアンドクラック」という小洒落た古本カフェに本を出していましたが、ここではお茶を飲んだだけ。次に寄った楽人館で。

宮下規久朗『モチーフで読む美術史』(ちくま文庫、13年8月、300円)

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 あとはオークションとネット。

季刊「森 創刊号」(森開社、76年1月、836円)→多田智満子、メリヨン、ローデンバッハなど。

梶浦正之譯『ヴアレリイ詩抄』(詩文學研究會、昭和16年1月、670円)

ユリイカ 総特集ボードレール」(青土社、73年5月、410円)

花輪光編『詩の記号学のために―シャルル・ボードレール詩篇「猫たち」を巡って』(書肆風の薔薇、1985年7月、1200円)→タイトルだけ見て買ったが、専門的に過ぎるようだ。

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