:神戸サンボーホールの古本市ほか

 今日は陽気に誘われて、神戸の「第13回サンボーホールひょうご大古本市」初日に行ってまいりました。早く家を出たにもかかわらず、近鉄阪神線は停まる駅が多くて、開場には間に合いませんでした。「街の草」が詩集をたくさん出していたほか、他の書店もなかなかいい本を揃えておりました。下記の6冊を購入。
佐藤一英譯『ポオ全詩集』(聚英閣、大正12年6月、300円)
神原達夫『アメリカ文学における怪異』(荒竹出版、昭和53年1月、1000円)→C・B・ブラウン、ホーソン、ポウ、ビアス、H・ジェイムズを取りあげている。
坂井信夫詩集『レクイエム』(七月堂、83年3月、1080円)→架空の町の物語風散文詩の系列として。
吉田加南子詩集』(思潮社、97年2月、500円)
アリソン・フーヴァー・バートレット築地誠子訳『本を愛しすぎた男―本泥棒と古書店探偵と愛書狂』(原書房、13年12月、1000円)→タイトルの盛り沢山なのが気に入って。
芹沢光治良レマン湖のほとり』(新潮社、昭和51年4月、200円)
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 奈良日仏協会の用事で興福寺へ打合せに行ったついでに、もちいど商店街のフジケイ堂にて。いつも見ないところに洋書の山がありました。その中を引き探すと珍しいものを発見。
MAURICE MAGRE『le Sang de Toulouse』(ROBERT LAFFONT、89年5月、324円)→12〜3世紀のカタリ派の殉教がテーマの歴史小説か。
A.BRET『LA Belle Alsacienne ou Telle Mère, Telle Fille』(BIBLIOTHÉQUE DES CURIEUX、発行年不記名おそらく1923年、378円)→本はかなり傷んでいる。19世紀末のポルノ小説の愛好者向け出版のようだ。
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 神戸で小学校のミニ同窓会の途中、上本町で下車して一色文庫へ。
荒俣宏『お化けの愛し方―なぜ人は怪談が好きなのか』(ポプラ社、17年7月、450円)

 散歩の途中、近所のBOOK-OFFにて。たまには寄ってみるものです。
ホセ・カルロス・ソモサ風間賢二訳『イデアの洞窟』(文藝春秋、04年7月、200円)→古代アテネの殺人事件を報告した『イデアの洞窟』と、その本を訳している私と、二つの物語が並行して進むとある。
ヨシフ・ブロツキー金関寿夫訳『ヴェネツィア・水の迷宮の夢』(集英社、96年1月、200円)→ページをめくっていると、レニエのロシア語訳の本の話が出てきたので、買わないわけにはいかない。
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 アマゾンでは、
辻昌子『「ジャーナリスト作家」ジャン・ロラン論―世紀末的審美観の限界と「噂話の詩学」』(大阪公立大学共同出版会、13年9月、2650円)→ジャン・ロランについて書いている本があるとは知らなんだ。しかし、幻想小説家としてよりも、ジャーナリストとしての面をクローズアップした本のようだ。
岩本和子/三田順編訳『ベルギー・フランス語幻想短編集 幻想の坩堝』(松籟社、16年12月、1400円)→この本も幻想小説への興味というより、ベルギーの多言語問題研究者が集まって訳した本のようだ。
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 オークションでは、
内藤吐天『雨滴聲』(三省堂昭和15年10月、820円)→ご存知日夏耿之介門下の一人。「奢灞都」「游牧記」などに龍膽寺旻名で寄稿している。
常盤新平『ニューヨークの古本屋』(白水社、04年6月、350円)→大昔、一日だけニューヨークの古本屋を行脚したことがあったので懐かしく。
MIRCEA ERIADE『NOCES AU PARADIS』(GALLIMARD、86年4月、700円)→裏表紙の写真の文字がかろうじて読めて、そこに「二人の男が過去の女性談義をしていて、どうやら共通の女性の話をしていると気づいていく・・・」とあったので、語りの面白さが味わえそうだと。
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