:今年の最終報告

 年末は外出する機会も多く、大きな古本市がなかったにもかかわらず、充実した内容となりました。
 12月上旬、古本仲間との忘年会の行き道に難波の平田書店にて。
長尾和男『新詩論』(SATYAの会、79年4月、700円)→以前から「万葉集」の中のシュールレアリスム歌というのが気になっていたので。

 12月中旬、会社OB麻雀会の途上、堺筋本町の天牛書店にて、税抜き480円均一。
佐久間隆史『詩と東洋の叡知―詩は、計らいの、遥か彼方に』(土曜美術出版販売、12年7月、518円)
小沢正夫『フランスの空の下―国文学者の西洋見学』(和泉書院、88年11月、518円)
富士川英郎『菅茶山と頼山陽』(平凡社、80年7月、519円)
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 12月下旬。20年来近鉄沿線を一駅ずつ下車して飲み歩いている友人と、難波線奈良線橿原線生駒線を制覇して、いよいよ阪神線乗り入れの第1回目、桜川駅で飲んだ際、難波天地書店で下記を購入。
赤瀬雅子『永井荷風とフランス文化―放浪の風土記』(荒竹出版、平成10年11月、1026円)→「原風景としての故郷―永井荷風アンリ・ド・レニエ」「日本近代文学における船旅」が面白そう。

 近所の散歩の途上、BOOK-OFFにて。
ヘンリー・ジェイムズ南條竹則坂本あおい訳『ねじの回転』(創元推理文庫、05年4月、108円)→今年、新潮文庫(蕗沢忠枝訳)を買ったばかりだが、他に怪奇譚4篇が収録されていたので。

 オークションでは、
Pierre Gripari『Le gentil petit diable et autres contes de la rue Broca』(folio junior、83年8月、300円)
田中清光『蝶の道』(青蛾書房、昭和51年8月、100円)
朝比奈誼『フランス的ということ―セーヌ河畔に想う』(有斐閣、昭和58年5月、324円)
日本現代詩研究者国際ネットワーク編『日本の詩雑誌』(有精堂、95年5月、939円)
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 アマゾンで、格安本。二冊ともほとんど新品の状態。
鈴木漠『連句茶話』(編集工房ノア、16年4月、285円)
カチュール・マンデス中島廣子/辻昌子訳『童貞王』(国書刊行会、15年9月、517円)
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