:ネットで見つけた格安本

 大手ネット書籍のAは古本も扱っていますが、この部門で新本に近い状態のものが、なぜかきわめて安く出ていることがあります。ここしばらく著者名などで検索をかけていたら、下記の三冊を購入できました。いずれも超美本で定価も高い割には安い。今回は特別に定価を書き添えておきます(→嫌味か?)。
鶴岡真弓『装飾の神話学』(河出書房新社、00年12月、808円、定価2200円)
伊藤俊治『唐草抄―装飾文様生命誌』(牛若丸、05年12月、900円、定価2800円)
矢野峰人『飛花落葉集―古今東西文苑散歩』(北澤書店、88年2月、599円、定価6800円)→これは既存の著書を編纂し直したものかと思っていたら、昭和女子大学の雑誌「学苑」に十年にわたって連載されていた文章をまとめたもので、独立した著作のようだ。
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 オークションでは、いつものK書房で、これもまた格安本。
ウィリアム・エンプソン岩崎宗治訳『曖昧の七つの型』(研究社、80年9月、300円)→この本は新刊で出ていた当時から友人に聞いておもしろそうだと思いながら買いそびれていて、最近岩波文庫でも出ていたがあっという間に絶版になっている模様だったので。

 大阪で会社OB麻雀会のついでに、堺筋本町のT書店にて、
赤祖父哲二『異界往還―文学・宗教・科学をつなぐもの』(夢譚書房、98年6月、780円)→この人がこんな本を書いてるのは知らなんだ。

 同じ日、大江橋のT書店では、
エリアーデ著作集第四巻前田耕作訳『イメージとシンボル』(せりか書房、74年2月、680円)→この本もなぜか持っていなかった。海野弘の『装飾空間論』で引用を読んで。
H・R・ウエイクフィールド倉阪鬼一郎ほか訳『赤い館』(国書刊行会、96年10月、680円)
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 今回はこれだけ。