:オークションで掘り出し物

 オークションで、おそらく出品者がネット上に公開した直後だったらしく、「オルフェオン」がバラでしたが格安で出ていたので、すぐ落札ボタンを押しました。「パンテオン」全冊揃いも出ていましたが、これは半分ぐらい持っているのと、復刻版でも持っているので見送りました。届いてみると表紙が外れていたりして若干期待外れでしたが、紙や印刷の質感は原本ならではのもの。
オルフェオン」第弐號、第五號、第六號(第一書房昭和4年5月8月9月、各700円)
オルフェオン」第七號、第八號(第一書房昭和4年10月12月、各400円)

 もう一つオークションの掘り出し物は、
ジョン・ラスキン賀川豊彦譯『ヴェニスの石』(上)(下)(春秋社、昭和6年9月/昭和7年4月、二冊で100円)→古書市場では高値がついているようだが、一冊50円とは。しかし内容をちらっと見てみると専門的で読むのはしんどそう。かろうじて下巻の「グロテスク」のあたりを読む程度になるか。賀川豊彦がこんな本を訳していたのは意外。

 他オークションでは、
杉山平一『詩と生きるかたち』(編集工房ノア、06年9月、480円)

 古本市では、大阪交響楽団定期演奏会へ行った日に早めに家を出て、大阪古書会館の「たにまち月いち古書即売会」へ行きましたが、二周三周してもこれといった本に巡り合えず、手ぶらで帰るのも何なので、下記を購入。
安野光雅『空想犯』(講談社+α文庫、01年3月、300円)
「これくしよん72 大雅堂−特集」(ギャラリー吾八、昭和54年4月、300円)
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 欲求不満で、堺筋T書店、大江橋T書店と回りましたが、結局堺筋T書店で下記を買ったのみ。
庭田茂吉『ミニマ・フィロソフィア』(萌書房、02年4月、980円)


 別の日、会社のOB麻雀会で大阪へ出たついでに、いつもの堺筋T書店にて、
國重游『彼方への閃光』(書肆山田、06年1月、680円)→はじめて手に取ったがリルケ、ボンヌフォアを思わせる美しい詩。
張競『天翔るシンボルたち―幻想動物の文化誌』(農文協、02年12月、680円)→これも見っけもの。
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 近所の新古書店Bにて、
リンドバーグ夫人吉田健一訳『海からの贈物』(新潮文庫、平成15年8月、55円)
ギッシング平井正穂訳『ヘンリ・ライクロフトの私記』(岩波文庫、03年8月、190円)→上記二冊は、鶴ヶ谷真一『紙背に微光あり』に触発されて。
ロジェ=ポル・ドロワ鈴木邑編『暮らしの哲学―やったら楽しい101題』(ヴィレッジブックス、05年5月、55円)