:近所に新古書店B開店

 先週末、わが家から徒歩圏内に新古書店Bが開店しました。さっそく開店セールの割引券を片手に行ってきました。駐車場も満杯で車道に車の待ち列ができるほどのにぎわい。本部役員らしきおじさんが車の誘導なんかをしてたりしました。

 以前生駒の別の場所にあったのが移転してきただけの話ですが、さすが開店だけあって、品ぞろえは以前に比べてずいぶん良くなっておりました。勢いに乗って、下記を購入。
アレン・カーズワイル大島豊訳『驚異の発明家の形見函』上・下(創元推理文庫、07年6月、二冊で210円)→上下二冊並べると絵がつながる。
伊藤計劃虐殺器官』(ハヤカワ文庫、10年10月、105円)
石井好子『パリ仕込みお料理ノート』(文春文庫、92年7月、105円)→辻静雄料理本の影響で。
エミール・ファゲ石川湧訳中条省平校注『讀書術』(中公文庫、04年5月、400円)→格調高そうだが読めるかしらん。
池内恵『書物の運命』(文藝春秋、06年4月、105円)→「『ルバイヤート』と書物の運命」という一文を読みたいがために。
ジャック・フィニー浅倉久志訳『時の旅人』(角川書店、96年2月、105円)
どれも新刊同様の美本なのに驚くほど安い。これが新古書店の魅力でしょう。計1030円也ですが、割引券450円を使用したので、580円だけ払い、さらにその上卵10ケパックまで貰って帰りました。

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 先週はまた外出する用事があったので、足を延ばして神戸サンボーホールのひょうご大古本市にも行ってきました。MやK文庫が欲しい本をたくさん出品していましたが、値付けがしっかりしていて手が出ませんでした。いつものように均一コーナーねらい、ほとんどSの300円均一、100円均一で購入。
片山敏彦『泉のこだま』(アポロン社、昭和41年12月、100円)
佐藤輝夫『フランス文学の精神』(カルチャー出版社、昭和52年3月、300円)
土方定一著作集5『ヒエロニムス・ボス紀行』(平凡社、昭和53年8月、300円)→居ながらにして旅行ができる。
清水脩譯『リムスキイ・コルサコフ自傳』(河出書房、昭和16年3月、300円)→組曲「サルタン皇帝の物語」など好きな作曲家のひとり、読みやすそうな文章だったので。
春山行夫『詩人の手帖』(河出新書、昭和30年10月、500円)
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 ネットでは下記を購入。内田愃は意外と安く入手できたので喜んでおります。
ピエル・ロティ岡田眞吉譯『スタムブウルの春』(白水社昭和14年4月、500円)→原本が分からないまま購入したが、表紙をよく見ると『AZIYADÉ』と書いてあった。すでに読んだもの。
内田愃『素描集―言葉による20のデッサン』(現代文学刊行会、昭和59年5月、500円)
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