:オークションでほそぼそ購入

 寒い時期は、外出も少なくなりまたわざわざ古本市や古本屋へ行く気もしないので、もっぱら家にこもって、オークションを眺めることになります。吝嗇な性分ゆえ競り負けることが多いですが、誰にも気づかれずにひっそりと落札できることもあります。


オーマー・カイヤム奈切哲夫譯『ルバイヤット』(蒼樹社、昭和24年12月、1000円)
松尾邦之助『巷のフランス語(2)』(大学書林、昭和34年8月、410円)→(1)は所蔵していたのでちょうど良かった。
中平解『語源漫筆』(大学書林、昭和33年4月、420円)
中平解『語源漫筆(2)』(大学書林昭和36年11月、420円)
『近代詩の詩的展望―山宮允教授華甲記念文集』(河出書房、昭和29年3月、560円)→石川道雄が代表で、蒲原有明三木露風川路柳虹島田謹二日夏耿之介野田宇太郎、城左門、柳澤健矢野峰人、吹田順助、柳田泉西條八十内藤濯竹友藻風、呉茂一など錚々たる執筆陣。
『米口實歌集』(砂子屋書房、11年11月、458円)→1月に亡くなられた神戸の歌人毎日新聞で引用されていた「私がゐなくなつてもあの坂を登つてゆくのか暗い目をして」を読んで。
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 たまに大阪へ出た折り、いつもの堺筋本町T書店にて、
永田耕衣『二句勘辨』(永田書房、昭和50年11月、1300円)→後でネットで見ると1050円で出ていた。
十川信介編『藤村文明論集』(岩波文庫、95年3月、250円)