: 古本病治癒せず

 前回報告(3/4)以降、古本屋、ネットオークション、ネット古本屋とまんべんなく購入。古本病は治癒するどころかますます亢進している気配あり。

 まず、古本屋では、大学時代の友人の定年退職お祝い会で大阪へ出た際、いつもの堺筋本町T書店の380円均一にて1冊と、阪急カッパ横丁のR書店にて1冊。
川村二郎『内田百輭論―無意味の涙』(福武書店、83年10月、380円)
村上光彦『鎌倉幻想行―paysage imaginaire』(朝日新聞社、86年5月、800円)→昔新刊で買って読後手放していたのを買い戻したもの。


 別の日、会社OB麻雀会で大阪へ出た際、上記T書店680円均一で下記2冊。
J・キャンベル鈴木晶/入江良平訳『宇宙意識―神話的アプローチ』(人文書院、91年1月、680円)
土岐善麿『鶯の卵―新訳中国詩選』(筑摩叢書、85年3月、680円)→読みやすい訳しぶりに感心して。
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 西大寺へ用事で出た際、T書店で、
大阪府「なにわ塾」編対話講座『杉山平一 詩と映画と人生』(ブレーンセンター、94年9月、300円)

 ネットオークションではいつものK書房より下記3冊。
ステファヌ・マラルメ松室三郎訳『マラルメ 詩と散文』(筑摩叢書、89年4月、960円)→山中哲夫氏が推薦していたので。
ホフマン大久保和郎譯『幻想物語』(新人社、昭和23年3月、610円)→W買い。
松下正雄『スカンジナビヤ伝承文学の研究』(創文社、昭和40年5月、230円)→これはついで買い。
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 ネット大手Aで矢継ぎ早に購入。まずアラビアンナイト関連で。
センデバル谷口勇訳『中世ペルシャ説話集』(而立書房、96年6月、1500円)
鷲見朗子訳『百一夜物語―もうひとつのアラビアンナイト』(河出書房新社、11年12月、1939円)
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つぎにミュンヘン本4冊、どれもえらい安い。
小松伸六『ミュンヘン物語』(文藝春秋、昭和59年5月、1円)→こんな立派な本がなんで1円やねん。
今泉文子『ミュンヘン倒錯の都―「芸術の都」からヒトラー都市へ』(筑摩書房、92年4月、198円)
山本定祐『世紀末ミュンヘン』(朝日選書、93年3月、237円)
宮下健三『ミュンヘンの世紀末』(中公新書、昭和60年3月、1円)
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 他にこんな本が出ているのは知らなんだ。
宮本孝正訳編『バルベー・ドールヴィイ箴言集 高貴なる人々に贈る言葉』(審美社、89年8月、880円)

どう考えてもこんなに読めるわけはない。