:ヴュータンその後

 ビュータンのヴァイオリン協奏曲4番にはまって以来(10月29日の記事参照)、他の曲をネットで購入して聴いております。残念ながらヴィオラ作品が入手困難で断念しましたが、集めたCDは下記のとおり。
「Henri Vieuxtemps Complete Violin Concertos」Avanesyan他(Vn)、Patrick Davin(Cond)、Orchestre Philharmomique Royal de Liège(FUGA LIBERA)
「Henri Vieuxtemps Fantasia Appassionata,op35他」Misha Keylin(Vn)、Andrew Mogrelia(Cond)、Slovak Radio Symphony Orchestra(NAXOS)
「Henri Vieuxtemps Six morceaux de salon,op.22/Voix du Coeur,op.53」Philippe Koch(Vn)、Luc Devos(P)(MEW)
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 まだ一通り聴いた程度で何とも言えませんが、4番ほど充実して耀いている作品はなさそうです。
 いまのところ、「Six morceaux de salon」のなかの3曲目「Rêverie(夢想)」が一番のお気に入り。ヴァイオリン協奏曲では、1番の1楽章(どこかで聞いたことのあるようなメロディ)と3楽章、5番、7番の2楽章がお気に入り、ヴァイオリンとオーケストラ作品はどれも親しみやすいメロディで甲乙つけがたし。

 ヴァイオリンとオーケストラの小品は、パガニーニブルッフのものを愛聴していますが、協奏曲と違って短いなかにいろんな要素が凝縮されているので、ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾ的性格がよりはっきりと表れているような気がします。これを聴くとヴュータンがパガニーニの直系という印象が深まります。
 

 前にも書いたと思いますが、クラシックの曲は聴けば聴くほど味が出てくるもので、2〜3回聴いた程度ではまだ分かりません。これからしばらく聴き続けてまた新しい発見があればご報告します。

 それに比べて、本は繰り返し読むことが少ないのは何故でしょうか。