:日夏耿之介『英吉利浪漫象徴詩風』上下ほか

 このところ日夏耿之介の本ばかり買っているような気がします。今度はネットで『英吉利浪漫象徴詩風』白水社版を入手しました。

日夏耿之介『英吉利浪漫象徴詩風上・下』(白水社、上:昭和15年11月、下:昭和16年2月、2冊3000円)
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値段の割にはとてもきれいな本です。全国書房版の上巻(これは1000円、仙台のM堂で入手)を所持しており、あまりに汚れているので捨てるつもりでしたが、目次を比較してみると全国書房版にはかなり論文の追加があるようです。上巻には「ゴシシズム及びゴシック・ロマンス解」が、下巻には「近英デカダンスの小衆文学」という面白そうなのも入っているようですので、上巻を捨てるどころか下巻も買わないといけなくなりました。

 オークションでは、下記の雑誌を落札。
江古田文学63 特集天才左川ちか」(江古田文学会、平成18年11月、420円)

左川ちかはまだ良く存じませんが、森開社から作品が出ていて、山中富美子とともに、気になっていた詩人です。伊藤整の『若い詩人の肖像』にモデルとして出てくるそうです。珍しいのでとりあえず購入しておきました。


 先日、大阪にコンサートに出かけた際、カッパ横丁のO書店、堺筋本町のT書店に立ち寄り、下記の本を買いました。T書店は480円均一の最終日、もっと収穫を期待していましたが、残念でした。

小浜俊郎『詩 不可視なるもの―フランス近代詩人論』(慶應義塾大学法学研究会、昭和50年5月、2000円)
ジェラルド・ドナルドソン加島祥造訳『書物憂楽帖―オール・アバウト・ブックス』(TBSブリタニカ、83年3月、480円)


 昨日、奈良のハローワークへ行ったついでに、近くのBOOK-OFFで。
江國滋『阿呆旅行』(新潮文庫、昭和59年12月、105円)
井波律子『中国のグロテスク・リアリズム』(中公文庫、99年12月、105円)
→単行本を所持していました。

福地泡介『名人ホースケのジャン友雀敵』(徳間文庫、81年8月、105円)
→大昔読んでいるはずですが、8月に麻雀合宿に行くので、感覚を養おうと思って。この本はトーンが違いすぎるので、省いても良かったのですが、正直に報告しておきます。